アップサイクル大島紬新発売

アップサイクル大島紬新発売

奄美大島を本場とする大島紬や泥染めの技法を取り入れたコラボレーション

鹿児島県・奄美大島を代表する伝統的工芸品の織物「大島紬」の起源は1800年以前にさかのぼり、日本において最も長い歴史と伝統のある織物と言われています。大島紬の工程は大きく分けて30以上あり、図案に始まり、経糸と緯糸を組み合わせながら、まるで小さな点を集めて絵を描くかのように織り、完成まで半年近くかかります。糸一本分のずれも許されない緻密な絣模様と、軽くて、暖かく、しなやかで、着崩れしないなどの特長があり、ゴブラン織り、ペルシャ絨毯とならび世界三大織物の一つに数えられます。

経糸は大島紬の絹糸、緯糸には絹糸と紙糸を撚り合わせて織り上げることで、絹ならではの光沢感と、紙糸の優しい手触りを併せ持った生地が完成しました。また、絹糸の一部には大島紬の製造工程で余った残糸を使用しています。


 「泥染め」は本場奄美大島紬の工程の一つです。まずシャリンバイ(奄美の方言:テーチ木)を煮出した染料と石灰水で染めます。何度も繰り返して茶褐色に染めた後、泥田の中で揉み込みます。テーチ木に含まれるタンニンと、奄美大島の泥が持つ鉄分が結合することで、徐々に黒っぽい褐色に染まっていきます。この奄美大島の豊かな自然ならではの染色技法を製品に採用しました。

プロジェクト動画:https://youtu.be/2U8Ry-tGEYk

ブログに戻る

加賀友禅コラボレーション

神戸・六甲山コラボレーション